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朝永振一郎・湯川秀樹 生誕100年記念 特別展示 〜素粒子の世界を拓く〜
我が国の理論物理学は,湯川秀樹 (1907年1月23日生) と朝永振一郎 (1906年3月31日生) により大きく花開きました。二人はともに旧制第三高等学校に学び,また京都帝国大学の同級生でもあります。
湯川博士は,1934年に原子核を構成する陽子と中性子を結びつける力が,新たな種類の粒子(中間子)により媒介されるとの理論を提唱し,中間子の存在を予言しました。その後,π中間子が発見され,1949年には日本人として初めてのノーベル賞を受賞しました。
朝永博士は,第二次世界大戦中から戦後の困難な時代に,素粒子を記述する場の理論とアインシュタインの相対性理論の関係を明確に捉える超多時間理論を発表し,またこの理論を発展させて,場の理論の無限大の困難を解決するくりこみ理論を建設して,光と物質の相互作用を解明しました。1965年には,日本人として二番目のノーベル賞を受賞しています。
【会期】 平成18年5月13日(土)〜7月17日(月) : つくばエキスポセンター 平成18年7月24日(月)〜8月31日(木) : 筑波大学総合交流会館
主催: 筑波大学 協力: 京都大学 大阪大学 国立科学博物館 後援: 財団法人仁科記念財団 日本物理学会 つくば市 つくば市教育委員会 茨城県 茨城県教育委員会
情報元:つくば総合案内 |